保険料を支払うことで、将来受け取れる金額が変動する保険について、どのような特徴があるのか関心をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
資産を運用しながら、万が一の際の保障も確保できるという魅力がある一方で、どのようなリスクがあるのか、また、どのような人がこの保険の恩恵を受けやすいのかを知っておくことは、賢い選択のために重要です。
今回は、変額保険のメリット・デメリット、そしてどのような人に適しているのかを詳しく解説します。
変額保険のメリット・デメリットは何か
運用で資産が増える可能性
変額保険は、保険料の一部を投資信託などで運用することで、将来受け取れる満期保険金や、解約した際に戻ってくる解約返戻金が増加する可能性があります。
運用実績が良好であれば、定額保険よりも大きな額を受け取れるチャンスがあるのが特徴です。
元本割れのリスク
一方で、運用実績によっては、受け取れる金額が支払った保険料の合計額を下回ってしまう「元本割れ」のリスクも伴います。
特に、保険期間の途中で解約した場合、元本割れとなる可能性が高まります。
ただし、万が一の際の死亡保険金(契約者が亡くなった際に、残された遺族へ支払われるお金)や高度障害保険金(病気やケガで、回復の見込みのない非常に重い障害状態になったときに支払われる、死亡保険金と同額の保険金)については、基本保険金額を下回らない最低保証が設定されている場合が多いです。
死亡保障がつく
変額保険の大きな特徴の一つとして、死亡保障が付いている点が挙げられます。
被保険者が亡くなったり、所定の高度障害状態になったりした場合に、死亡保険金または高度障害保険金が支払われます。
この保険金は、運用実績にかかわらず、あらかじめ定められた基本保険金額が最低限保証されているため、安心感があります。

変額保険はどのような人に向くか
保障と資産形成を両立したい人
変額保険は、万が一の際の経済的な備えとなる死亡保障と、将来に向けた資産形成の手段としての側面を同時に求める方におすすめです。
保険としての機能と、資産を増やす可能性を両立させたい方に適しています。
長期的な運用をしたい人
資産運用は、期間が長くなるほど市場の変動リスクがならされ、より安定した成果が期待できると言われています。
変額保険は、その特性上、長期での加入が前提となることが多いため、将来に向けてじっくりと資産を育てていきたいと考えている方に、そのメリットを活かしやすい商品と言えるでしょう。
自分で運用する自信がない人
投資による資産形成に関心はあるものの、ご自身で具体的な運用を行うのに不安を感じる方や、運用先を選んだり管理したりする手間をかけたくない方にとって、変額保険は有力な選択肢となります。
保険会社が運用を代行してくれるため、専門知識がなくても、資産運用の機会を得ることが可能です。

まとめ
変額保険は、運用次第で将来の受取額が増える可能性がある一方、元本割れのリスクも伴う商品です。
しかし、万が一の際の死亡保障が基本保険金額で最低限保証されているため、保障と資産形成を両立したい方、長期的な視点で資産運用を行いたい方、そしてご自身での運用に自信がない方にとって、有力な選択肢となり得ます。
ご自身のライフプランやリスク許容度を考慮し、メリット・デメリットをしっかり理解した上で検討することが、賢明な判断につながるでしょう。



