ブログ

健康に不安を抱えながらも、将来への備えとして生命保険や医療保険への加入を検討されている方は少なくありません。
特に、バセドウ病などの持病があると、「自分は保険に入れるのだろうか」と不安になることもあるでしょう。
しかし、病気があるからといって、すぐに保険加入を諦める必要はありません。
状況に合った知識と準備があれば、万が一に備えるための保険に加入できる可能性は十分にあります。
ここでは、バセドウ病があっても保険に加入できるのか、どのような選択肢があり、どんな点に注意すべきかを解説します。

 

バセドウ病があっても保険加入は可能

 

バセドウ病でも生命保険・医療保険に加入できる可能性は高い

 

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、動悸や体重減少、手の震えなどが出る病気です。
ですが、この病気があるからといって、生命保険や医療保険への加入が完全に不可能になるわけではありません。
多くの保険会社は、バセドウ病の方についても、健康状態や治療状況、通院の有無などを詳しく確認したうえで、加入できるかどうかを判断します。
治療により病状が安定していれば、一定の条件のもとでリスクを引き受けられると判断されることがあるためです。

 

通常の保険と引受緩和型保険のどちらを選ぶべきか

 

バセドウ病のある方が検討できる保険には、「通常の保険」と「引受基準緩和型保険」があります。
通常の保険は、主に健康な人を対象としており、保障が充実していて保険料も比較的割安ですが、その分告知内容が細かく、審査も厳しめです。
一方、引受基準緩和型保険は、持病がある方でも加入しやすいように、健康状態に関する質問を少なくした保険です。
保障内容が限定されたり、保険料が高くなったりすることはありますが、持病がある方にとっては入りやすいという大きな利点があります。
どちらを選ぶべきかは、現在の病状、必要な保障の範囲、保険料の負担などを踏まえて、総合的に判断することが大切です。

 

 

バセドウ病で保険加入する際の具体的な注意点

 

保険加入時に告知すべき正確な情報

 

保険加入時に非常に重要なのが「告知義務」です。
これは、健康状態や病歴について、保険会社の質問に正しく答える義務のことです。
バセドウ病の場合、いつ診断されたか、どのような治療を受けたか、現在も通院や服薬をしているか、症状の程度や合併症の有無などを伝える必要があります。
これらの情報をもとに、保険会社はリスクを評価し、加入の可否や保険料、条件を決めます。
あいまいな記憶で答えるのではなく、主治医に確認したり、診断書を用意したりして、正確な内容を告知することが重要です。

 

特別条件（部位不担保など）が付く可能性と影響

 

告知内容をもとに審査を行った結果、そのままでは通常の条件での加入が難しいと判断される場合、「特別条件」が付くことがあります。
代表的なものが「部位不担保」です。
これは、バセドウ病や甲状腺など、特定の部位や病気に関する入院・手術などについては、保険金の支払い対象外とする条件です。
特別条件が付くと、万が一その部分で入院や手術をした場合に保険金が受け取れない可能性があるため、内容をよく確認し、自分にとって許容できる範囲かどうかを判断することが必要です。

 

告知義務違反を避けるための注意点

 

告知義務違反とは、質問された内容に対して事実と異なることを答えたり、重要な情報を伝えなかったりすることです。
意図的でなくても、結果として告知が不十分だった場合、契約を解除されたり、保険金が支払われなかったりすることがあります。
これを避けるためには、まず、質問内容をよく読み、意味が分からない箇所は必ず確認することが大切です。
また、自己判断で「軽い症状だから言わなくてよいだろう」と考えず、迷う場合は原則としてすべて告知する姿勢が重要です。
医師から診断名や治療内容を記載してもらった書類があれば、それを参考にして告知することで、誤りを防ぎやすくなります。

 

 

まとめ

 

バセドウ病と診断されたからといって、生命保険や医療保険への加入を諦める必要はありません。
症状が落ち着いていれば、通常の保険に加入できる可能性もあり、難しい場合でも引受基準緩和型保険という選択肢があります。
加入時には、告知義務を正しく果たすことが何より重要であり、その結果として部位不担保などの特別条件が付く場合もありますが、それでも「備え」を持てることには大きな意味があります。
ご自身の病状や生活環境をしっかり把握し、医師や保険担当者に相談しながら、無理のない保険を選ぶことで、将来への不安を少しでも減らすことができるでしょう。

わたしたちはお客様の保険についてのお悩みに、専任の担当が寄り添います。
お一人お一人とじっくり向き合い、お話を伺った上で最適なご提案を行っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。