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自営業者に医療保険は必要?国民健康保険との違いと選び方のポイント

2025年9月27日

自営業のあなたは、日々の業務に追われ、将来の医療費への不安を抱えているのではないでしょうか。国民健康保険にはもちろん加入しているけれど、「本当にこれで十分だろうか?」と感じることはありませんか。
もしもの時の備え、そして安心して事業を続けられるための保険選びについて、改めて考えてみませんか。この記事では、その不安を解消し、将来に備えるための検討のポイントをご紹介します。

 

自営業者の医療保険選び

 

公的保険の保障範囲

 

自営業者などが加入する国民健康保険は、病気やケガの治療費の自己負担を原則3割に抑えてくれる制度です。しかし、会社員などが加入する健康保険と比較すると、保障の範囲に違いがあります。
最も大きな違いの一つが、会社員にはある**「傷病手当金」が、国民健康保険にはない**点です。傷病手当金は、病気やケガで働けない期間の収入を一部保障する制度です。この制度がない自営業者は、働けなくなると収入が直接途絶えてしまうリスクを抱えています。
また、高額な医療費が発生した際に自己負担額に上限が設けられる「高額療養費制度」は利用できますが、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療の技術料などは自己負担となるため、経済的な負担が大きくなる可能性があります。

 

民間の医療保険で備える

 

民間の医療保険に加入することで、国民健康保険だけではカバーしきれない医療費や、収入減少のリスクに備えることができます。
具体的には、入院日数に応じた「入院給付金」や、手術を受けた際の「手術給付金」などを受け取ることで、治療費の自己負担分を補うことが期待できます。
さらに、特約を付加することで、がん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病や、先進医療といった高額になりがちな治療への備えを手厚くすることも可能です。

 

保険選びの3つの視点

 

医療保険を検討する際には、主に3つの視点を持つとよいでしょう。

保障内容: 入院給付金の日額、手術給付金の支払われ方、必要な特約の有無などを比較し、ご自身のニーズに合っているかを確認します。

保険料: 保障内容と保険料のバランスを考え、無理なく支払いを続けられる範囲で検討します。

保険会社の健全性: 保険会社の経営状況を示す指標(ソルベンシー・マージン比率など)を確認することも、万が一の際に安心して請求するための判断材料の一つになります。
これらの視点を持ち、じっくりと比較検討することが大切です。

 

医療保険の必要性とメリット

 

収入減リスクへの備え

 

自営業者は、病気やケガで働けなくなると、収入が途絶えてしまう可能性があります。国民健康保険には傷病手当金がないため、生活費の確保が課題となります。
民間の医療保険の給付金は、こうした収入減の一部を補てんする役割も期待できます。また、働けなくなった期間の収入減少に直接備えるための「就業不能保険」や「所得補償保険」といった保険もありますので、あわせて検討するのもよいでしょう。

 

将来の医療費への不安に備える

 

年齢を重ねると、医療費がかかるリスクは高まる傾向にあります。特に、大きな病気にかかった場合、治療が長期化し費用がかさむ可能性も考えられます。
民間の医療保険は、こうした将来の医療費への不安を軽減し、安心して事業や生活を続けるための備えの一つとなります。

 

ご家族への経済的負担を軽くするために

 

ご自身が家計を支えている場合、万が一の際に、ご家族に経済的な負担をかけたくないと思うのは自然なことです。
医療保険に加入しておくことで、治療費や当面の生活費の負担を軽減し、ご家族への経済的な影響を抑えることにつながります。ご家族のためにも、医療保険は重要な備えの一つと言えるでしょう。

 

ご自身に合った医療保険の選び方

 

保障内容の比較検討

 

医療保険を検討する上で最も重要なのが保障内容です。入院給付金日額、手術給付金、通院給付金の有無、特約の種類など、様々な項目があります。
これらの項目を比較検討し、ご自身がどのようなリスクに優先的に備えたいかを考え、ニーズに合った保険を選びましょう。

 

保険料の負担とバランス

 

保障内容が充実しているほど、保険料は高くなる傾向があります。ご自身の収入や事業の状況を考慮し、無理なく支払いを続けられる保険料の範囲で、納得のいく保障内容の保険を選びましょう。
保険料を抑えたい場合は、保障内容を見直したり、保険期間を調整したりする方法もあります。

 

ご自身に合った保険プランの考え方

 

ご自身に合った医療保険を考えるためには、年齢、健康状態、家族構成、経済状況などを総合的に考慮する必要があります。
もし、ご自身で判断するのが難しいと感じる場合は、保険会社の相談員に相談してみるのも一つの方法です。ご自身の状況に合った保険プランを見つけるために、複数の保険商品を比較検討し、じっくりと時間をかけて選びましょう。

 

まとめ

 

自営業者は、会社員と比べて公的保険の保障(特に休業時の所得保障)が手薄なため、ご自身で備えを考える重要性が高いと言えます。
民間の医療保険は、医療費の負担軽減や、収入減少リスクへの備えとして有効な選択肢の一つです。
保険を検討する際には、保障内容、保険料、保険会社の健全性などを考慮し、ご自身のニーズに合ったプランを選びましょう。
将来への不安を解消し、安心して事業を続けるために、この機会にご自身の備えについて見直してみてはいかがでしょうか。就業不能保険なども含めて検討することで、よりご自身の状況に合った備えを構築できるでしょう。

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