地震によって、大切な住まいや家財に予期せぬ損害が生じる可能性があります。
そんな時、地震保険がどのように適用され、損害がどのように認定されるのかは、多くの方が関心を寄せる点でしょう。
建物の損傷度合いや家財の被害状況によって、補償の範囲や金額が変わってくるため、その判定基準を理解しておくことは、万が一の際の安心につながります。
地震保険の損害認定はどう行われる
建物と家財で認定基準が異なる
地震保険における損害認定は、建物と家財とでそれぞれ異なる基準が設けられています。
地震によって建物に損害が生じた場合と、家財に損害が生じた場合とでは、評価の方法や判定基準が異なります。
そのため、両方の損害に対して保険金を受け取るためには、それぞれ個別の確認が必要です。
損害の程度で全損一部損が決まる
地震保険では、損害の程度に応じて「全損」「大半損」「小半損」「一部損」の4段階で認定が行われます。
この認定は、被害の規模が一定の基準を満たしているかどうかに基づいて決定されます。
損害の程度が「一部損」に満たない場合は、保険金が支払われないことになります。

どのような損害が補償の対象となるか
主要構造部の損害が建物の判定基準
建物の損害認定においては、建物の強度を保つために不可欠な「主要構造部」への損害が、判定の主な基準となります。
具体的には、建物の土台、柱、壁、屋根などがこれに該当します。
これらの主要構造部がどれくらいの損害を受けたかが、建物全体の損害割合を算出する上で重要視されます。
なお、主要構造部以外の部分、例えば門や塀、給排水設備のみに損害が生じた場合は、それ単独では補償の対象とならないことがあります。
家財は全体的な損害額で評価
家財の損害認定においては、個々の品目の損害額ではなく、家財全体としてどれだけの損害が発生したかが評価の対象となります。
家財全体の時価額に対して、損害を受けた家財の総額がどのくらいの割合になるかで、損害の程度が判断されます。

まとめ
地震保険の損害認定は、建物と家財で基準が異なり、それぞれ損害の程度に応じて「全損」「大半損」「小半損」「一部損」のいずれかに判定されます。
建物の場合は、土台や柱、壁、屋根といった主要構造部の損害が重視され、家財の場合は、家財全体の時価額に対する損害額の割合で評価されます。
これらの認定基準を理解しておくことで、万が一の際の保険金請求や、ご自身の保険内容への理解を深める一助となるでしょう。



